【php7.2 対応】 複数バージョンの php がそろった vagrant 環境を作ってみる ver2

株式会社オズビジョン卜部です。

前回の記事 では、phpbrew を使った複数環境を構築しました。

今回は、それを踏まえて、Apache 経由で 複数の PHP をディレクトリごとに振り分けを行い、確認できる環境を用意しました。
php-fpm の soket 経由で、 VirtualDocumentRoot で分けて、確認できる状況にしています。

また、オレオレ証明書ですが、https でもアクセスできるようにしています。

php module ではないので、 Apache を複数立てたり、再起動したりする必要がなく、開発者にとっては便利な環境になっているのではないでしょうか。
今回用意した、 chef の cookbook は以下です。

以下のような環境になっています


[root@10 sites]# pwd
/var/www/sites
[root@10 sites]# ls
php-5.6.32  php-7.0.26  php-7.1.12  php-7.2.0  php-multi.local.com
[root@10 sites]# 

/var/www/sites 配下に php のバージョンのディレクトリがあり
/var/www/sites/php-7.2.0/ の配下に任意のディレクトリを設置し
/var/www/sites/php-7.2.0/test の配下に public ディレクトリを作成することで DocumentRoot として HTTP 経由でアクセスができます。

chef で新規構築時に 自動で /var/www/sites/php-{複数バージョン}/test/public/index.php が設定されるようにしていますので、
hosts ファイルに以下のように書きます

アクセスするドメイン名の、 test の所は php-x.x.x/ 以下に設置したディレクトリ名、 7.2.0 のところは php のバージョン、それ以下は固定のドメインです。


10.0.100.100 test.7.2.0.php-multi.local.com
10.0.100.100 test.7.1.12.php-multi.local.com
10.0.100.100 test.7.0.26.php-multi.local.com
10.0.100.100 test.5.6.32.php-multi.local.com

ということで、各ドメインにブラウザからアクセスしてみましょう。以下のように表示されればOKです!
https でも(警告はでますが)アクセスができるので、試してみましょう。

追加で違うバージョンの php をインストールしたい場合は以下のファイルの php_versions の配列に追記します。


{
    "name": "vagrant",
    "description": "vagrant environment",
    "chef_type": "environment",
    "json_class": "Chef::Environment",
    "default_attributes": {
        "php_versions": ["7.2.0", "7.1.12", "7.0.26", "5.6.32"],
        "phpbrew_install_arg": "+default",
        "user": "vagrant"
    },
    "override_attributes": {
    },
    "cookbook_versions": {
        "example": "= 1.0.0"
    }
}

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